弊社ウェブメディアを月10万PV前後から、50万~60万PVに伸ばしたときの施策を公開します。自社ホームページのアクセスアップをしたい方が対象です。※前提として、ある程度アクセス数があるウェブサイトの場合です。
ホームページの高速化
ホームページの表示が遅かったら、見てもらうこともなく閉じられる可能性が高くなります。
自動計算も、開設当初はエックスサーバー で運用していましたが、月10万PVを超えたあたりから少し遅く感じるようになったので、2018年9月末にクラウドガレージに移転しました。CPU3コア、メモリ6GBのプランを利用しています。2019年7月に、コノハに移転しました。
インフラ周りはKUSANAGIを使っています。ホームページ作成・運用管理には、concrete5を使っています。concrete5にはフルページキャッシュ機能(ページのHTMLデータを事前に生成しておくことで高速表示する機能)があるためです。
関連記事(計算式)を掲載
施策その2は、関連計算式の掲載です。計算式の後に、関連する計算式へのリンクを貼りました。上の例は、住宅ローンのページに、積み立て計算(複利)のページをリンクした例です。
新しいページは、作成するときに関連記事とリンクしました。古い記事は、2018年9月~10月にかけて関連記事を追加しました。
この施策は、1ページ見た人に、さらにもう1ページ見てもらおう、と考えて実施しました。
その結果、ユーザーあたりのセッション数は+2.49%、直帰率は-1.92%となりました。
検索ゼロへの対策
こちらは、 グーグルなど検索エンジン対策ではなくて、サイト内の検索窓での検索のお話です。
ホームページ訪問者が、サイト内の検索窓で検索したとき、必ずしも望む検索結果になるとは限りません。
上の例は、「manaca」で検索された場合の例です。manaca(マナカ)は、名古屋市交通局・名鉄などで利用できるICカードです。
ウェブサイト内の検索窓で検索されたとき、検索ワード、検索ページ、検索結果数をメールで通知するようにしています。
検索結果が0だった場合、改善の余地があると考えられます。上の例だと、manacaで検索したら0件です。実際には、マナカポイントの還元率というページがありました。しかし、ページではマナカ、とカタカナ表記しかなかったため、manacaで検索したら0件となっていました。
現在は、マナカ(manaca)という表記にすることで、マナカで検索してもmanacaで検索してもヒットするようにしています。
検索0件は、ユーザーにとっては好ましくないと思われます。しかし、
■ 検索0件を放置しておく
■ 検索0件に気づいたところから改善していく
この二つの対応の違いは、長く運営するにつれて大きな差になると思います。(この施策については、効果が分かる数字は記録していません。)
記事公開日: 2019年04月02日