PHP7を導入しました。
導入した理由
PHP5系のサポート期限が近づいた、というのが一番の理由です。PHP5.6系は、2016年末でアクティブサポートが終了、2018年末でセキュリティサポート終了となっています。サーバー会社やOS提供会社がパッチを当てている場合、自分でメンテナンスを継続する場合、など特殊な場合は別にすると、遅くとも2018年内にPHP7へ移行が必要となります。Scalaへ移植、とかいう選択もあるかもしれませんが。
サーバーの移転
PHP7導入に伴い、サーバーを移転しました。これは必須ではなかったのですが、PHP7導入に伴い、サーバー会社のサービスを調べていて、別のサーバー会社が良さそうかな、ということで移転を決断しました。移転したサーバーは、JETBOYレンタルサーバーです。
PHP7への移行のためにやること
今回は、サーバー移転を伴うため、以下の手順を行います。
- サーバーを移転する。移転先のサーバーのPHPは5.6系にする
- 移転先のサーバーで動作を確認する
- PHP7にしてみる
この3ステップが必要になります。もし、1と2を省いた場合、うまく行けば良いのですが、もしうまく行かなかった場合に、原因究明が大変になってしまいます。
PHP5とPHP7
パフォーマンス面では、改善が見られたようです。
上がPHP5、下がPHP7になります。
First Byte Timeの箇所が、D => Aと、改善していました。CMSを使う条件であれば、かなり良い成績なのではないかな、と思います。
ちなみに、他のCMSだと、WordPressは
Novius OSは
となりました。concrete5は遅いと言われますが、PHP7にするとだいぶマシになるようです。
アプリケーションは対応しているか
PHP7にしても、使っているアプリケーションが対応していなければ駄目ですから、あらかじめ確認しておかなければなりません。concrete5の場合は、バージョン5.7.5.2以降でPHP7対応しているようです。古いバージョンを使っている場合は、まずconcrete5自体のアップデートを行ってください。
EC-CUBEの場合は、最新版であればPHP7対応しています。
記事公開日: 2016年08月29日