WordPress5.2から導入されたリカバリーモードでは「サイトに技術的な問題が発生しています。」が表示されます。これを別の表示にしたい場合の設定方法を解説します。HTMLやFTPが使える方向けの記事になります。

リカバリーモード
WordPress5.2から、リカバリーモードが導入されました。テーマのカスタマイズ時にミスしたり、プラグインがPHPバージョンに合わなかったりすると、WordPress5.1までは、画面が真っ白になっていました。WordPress5.2からは、下の画像のようにエラーメッセージが表示されます。
エラー時の表示を変更するには
エラー時の表示を変更したい場合には、どうすれば良いでしょうか。WordPressでは、エラー時の表示を変更できるようになっています。
方法は簡単で、wp-contentフォルダに、php-error.phpファイルを設置すればOKです。


php-error.phpファイルは
php-error.phpファイルは、拡張子はphpですが、中身はhtmlで記述すればOKです。↑の画面は、標準のエラー画面のhtmlをコピーして、文言「サイトに技術的な問題が発生しています。」を「ただいまメンテナンス中です」に書き換えています。
もちろんPHPコードを書いても構いません。WordPress5.2.1で試してみたところ
<?php echo bloginfo('name');?>
といったWordPressのテンプレートタグも使えました。
上級者向け:大きくカスタマイズしたい場合
今回紹介したのは、エラー表示部分のみ変更する方法です。大きくカスタマイズしたい場合は、wp-content フォルダに fatal-error-handler.php を置く方法があります。
WordPress標準では、wp-includes/class-wp-fatal-error-handler.phpのWP_Fatal_Error_Handlerを読み込むのですが、fatal-error-handler.php ファイルがある場合は、fatal-error-handler.phpが優先されるようになっています。
まとめ
- WordPress5.2からリカバリーモードが使える
- エラーが起きても、画面は真っ白にならず、エラーメッセージが表示される
- エラーメッセージを変更したい場合は、wp-content/php-error.phpファイルを用意する