読んだきっかけ

書店で見かけたので、黒野伸一「限界集落株式会社」を購入しました。テレビドラマにもなっていたので、タイトルは知っていたが、読んでなかったので購入。小説ではあるが、農村の過疎化・高齢化を取り上げていて、考えさせられる。

期待した内容と実際

限界集落(住民の半数以上が65歳以上の高齢者)の生活が詳しく書かれている。小説では、幕悦町の小さな集落の止村が舞台となる。止村は典型的な限界集落であった。もう少し人口の多い町へ村民皆で移住する、という方法が考えられるが、高齢者が住み慣れた場所を離れる、というのは心理的な抵抗が高いようです。小説なので、ある程度はフィクションが混じっているかもしれませんが、過疎化した農村の様子が知れたので参考になります。

農業をビジネス化する、という話があります。ここは小説だからか、かなり上手く進んでいきます。弊社は農家さんと結構繋がりがあるので、農業xビジネス、というのは非常に興味がありましたので、すごく引き込まれました。


予想外の収穫

止村には、都会の生活から逃げ出してきた若者もいたのですが、彼らを上手く活用していていました。絵を描くのがうまい人にキャラクターを描かせる、等はおもしろいアイデアですね。ビジネスを拡大していくとき、様々な人の協力が必要になりますから、このように、各自の強みを上手く引き出していくのは重要でしょう。

途中までは順風満帆に思われた止村の農業ビジネスですが、ある事件で大きなダメージを受けました。どういう事件かというと、「男女関係のもつれがきっかけで揉め事になり、ある人が過剰反応して傷害沙汰になった」というものです。事件そのものよりも、当事者の過去の遍歴をマスコミが面白おかしく取り上げる、という部分が印象的です。事件そのものはともかく、従業員の過去(雇用する前)まで企業が責任を取らされるのは厳しいかもしれません。もちろん、日本ではこのような事件が起き、会社が批判される可能性はあるな、と思いました。

読んだ後の行動

普段はビジネス書やコンピュータ技術書を読むことが多いですが、小説の類も読むといろいろな発見がありますね。小説も意識して読むようにします。


本の種類

書評記事著者: 水野史土

  • ビジネスを加速するウェブサービス「マイ見積」運営
  • BMI22エンジニア

主な著書

  • WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。[第2版]
  • 徹底攻略 PHP5技術者認定[上級]試験問題集