A/Bテストの教科書

読んだきっかけ

ミソカ主催のマーケティングセミナーでABテストが推奨されていたので、「A/Bテストの教科書」を読んでみました。A/Bテスト自体は、CMSでABテストするアドオンを作ったりして、自社サイトで実行していましたが、本格的に学んだことはありませんでしたので、良い機会だと思いました。

期待した内容と実際

A/Bテストのメリットが解説されていました。A/Bテストは試す項目が明確ですし、ほとんどの場合、結果も明快に出ます。実際、私が自社サイトやクライアントサイトでA/Bテスト実行したときも、統計的な有意差が出なかったのは10回に1回あるかないか、でした。ただ、うちの場合、定期的かつ継続的に実行する、まではしていませんでしたが。

A/Bテストするツールも紹介されていました。繰り返しA/Bテストするのであれば、ツールの使い方を知るのも重要ですから、この点は良かったと思います。GoogleアナリティクスでA/Bテストできるのですが、実はあまりお勧めではないらしいです。その理由も知れたのは大きいですね。今後はマーケティングオートメーションツールでA/Bテストするケースもありそうですから、その辺まで踏み込んであると良かったのですが、発売時期を考えるとそこまでは難しかったかもしれません。

予想外の収穫

「引き算テスト」が印象に残りました。これは既存のものから削ってみる(「削る前のもの」と「削ったもの」とでA/Bテストする)というものです。いろいろな要素を入れたくなる、というのは情報発信側としてはよくわかります。しかし、実際には必ずしも必要とされていないこともあるようです。それをA/Bテストしてしまおう、という発想が面白いですね。実際の例に挙げられていたものは、かなり衝撃的でした。

クーポン・割引などの情報は、どこで提示するか?というのは大きく影響しそうですね。そして、これを試すときにはA/Bテストが威力を発揮しそうです。B2Bだと、クーポンはあまり馴染まないかもしれませんけど。

読んだ後の行動

CMSのアドオンでA/Bテストする機能を強化することも考えていたのですが、本書で提示されていたウェブサービスを使うほうが効率が良さそうだな、と判断し、CMSのアドオンは断念します。

プログラムを作るときに、なるべくA/Bテストしやすい工夫、というのはしていきたいですね。「フォームの項目を変える」とかだとバックエンドの書き換えも必要になるケースが多いですが、あらかじめ工夫しておけば、手間は軽減できそうです。

書評記事著者: 水野史土

  • 食品通販サイト運営代行
  • BMI22エンジニア

主な著書

  • WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。
  • 徹底攻略 PHP5技術者認定[上級]試験問題集
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