読んだきっかけ
kindleで無料配信されていたので、「誰も知らない栄養士の生き方」を読みました。※5月2日時点では無料ですが、将来有料になる可能性はあります。
期待した内容と実際
栄養士や管理栄養士は、食について専門的に学んだ有資格者です。
栄養士になるには
栄養士になるには最低2年の就学が必要です。管理栄養士になるには、4年の就学、あるいは、栄養士資格取得&就学と実務合計5年、が必要です。
試験さえ受ければ良い、ではなく、学校に通い、実習なども行う必要があるため、取得するハードルは高いです。社会人が仕事と両立するのは現実的ではないでしょう。著者のMitsuhiroさんは、調理の仕事を辞めて、学校に通い、管理栄養士の資格を取得したそうです。
栄養士の給料
資格を取得したからといって、特別高い給料ではありません。とはいえ、初任給で手取り13万円はかなりキツイのではと思います。これは50時間ほどサービス残業させられていたから、というのもあるようです。残業代が出ていれば、5、6万円多いはずです。
予想外の収穫
栄養の知識がほとんど必要とされない、というのは驚きでした。たとえば受託給食会社の場合、実際の業務は調理、食事の盛り付け、食器洗浄などがほとんどだそうです。献立は委託側が既に作成しており、受託側は決められた献立通りに作る、という形だそうです。効率よく調理する技術は身につくでしょうけど、栄養学の知識はそこまで要らないかもしれません。
また、栄養教諭が2005年から導入されたものの、全ての学校に居るわけではないそうです。食に関しては、もっと学校教育で取り上げられても良いように思いますが、まだまだ道のりは長そうです。
読んだ後の行動
栄養士に限らず、飲食関係では給料は高くないことが多いです。プログラマーやエンジニアと比較すると給料面ではかなり厳しいようです。食に関わる会社の一つとして、この点を改善していきたいですね。高給取りとまでは行かなくても、年収400~500万円ぐらいにはなるようにしたいですね。
また、会社で雇用するとき、栄養に関する専門知識を持った方を優先的に採用するなど、きちんと専門的な勉強をした方が報われるようにしていきたいです。
本の種類
書評記事著者: 水野史土
- WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。[第2版]
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