セミナー講師 超入門:1年目からうまくいく!
読んだきっかけ
名古屋セミナーポータルというセミナー関連のポータルサイトに関わっていることもあり、またFacebookでいろんな方がこの本について投稿していることもあり、大岩先生が執筆した書籍「セミナー講師 超入門:1年目からうまくいく! 」を読みました。
期待した内容と実際
セミナー内容から、会場の手配、当日の行動、集客まで
大岩さんは、プロのセミナー講師です。そのノウハウが詰まっています。例えば、セミナーのテーマ設定では、ターゲットを明確にする、ターゲット属性は絞り込む、など、セミナーを開催する上で重要なことがしっかりと解説されています。
当日の会場での振る舞い、参加者とのコミュニケーションなども、言われてみれば、セミナー講師の上手い人はやっているなあ、というものでした。なので、この本を読んで、きちんと実践することが、優れたセミナー講師への近道になるように思います。
プロフィールをしっかり作る
セミナーを受ける側からすると、セミナー講師のプロフィールは結構重要なポイントだと思われます。プロフィールについては、セミナー内容に合わせて変更しているそうです。書籍には、実際に大岩さんのプロフィール例が載っているので、非常に参考になります。
予想外の収穫
セミナーの目的は?
セミナーの目的について、参加者にとって役立つ内容にする、と書かれていました。他の著者の本でも、この点はたいてい書かれています。この本では、さらに一歩進んで、『参加者に「変化を与える」』と書かれていました。セミナーで参加者が実際に変化してくれたら、講師冥利に尽きますね。大岩さんのセミナーは、ここまで考えられていたのですね。
会場に持参するものは?
パソコンを自前で用意する人は多いですし、プロジェクタとの接続ケーブル類も持っていったほうがよいでしょうね。プロジェクタも自前で用意できるのであれば越したことはありません。しかし、それ以上に驚いたのが、マーカーでした。
「セミナー向けの会場ではないところでセミナーを行う」「会場の担当者がいないことがある」といったケースは、私は経験したことがありません。なので、マーカーを持っていく、とは思いつかなかったわけですが、こういったことを知ることができるのは素晴らしいです。このように、自分が経験していないところを補っていける書籍は凄く価値が高いと思います。
読んだ後の行動
ノウハウを惜しまず公開されている、という点が凄く良かったので、私もノウハウは今まで以上に公開していきたいと思います。
私に「セミナー開催したらどうか?」といった話は時々ありますが、これについては近いうちに回答できると思いますので、お楽しみに。
書評記事著者: 水野史土
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