セブン-イレブンの「物流」研究 国内最大の店舗網を結ぶ世界最強ロジスティクスのすべて

読んだきっかけ

小売販売の仕組みを知りたくて、セブン-イレブンの「物流」研究 国内最大の店舗網を結ぶ世界最強ロジスティクスのすべてを読みました。

期待した内容と実際

配送の工夫

流通の工夫が書かれていました。

製造工場と配送場を隣接させることで、おにぎりやお弁当などの賞味期限が短いものを素早く店舗に届けることができます。ドミナント出店戦略をしているのも、(消費者への認知もゼロではないでしょうが)配送を効率的に行うのが主目的のようです。

配送ルートも工夫されています。距離が短くなる、というだけではなく、なるべく右折を減らす、というものです。私は車の運転をときどきしますが、なるべく右折は避けるようにしています。トラック運転手のように運転上手な人なら右折でも左折でも自由にするのか、と思ったら、セブンイレブンでは右折を減らすようにしていたのですね。これは驚いたとともに、素晴らしいと思いました。


予想外の収穫

機会ロス

機会ロスへを防ぐための努力がすごかったです。

機会ロス(店舗に行ってもほしい商品がない)があると、2度と来店されることがない

だそうです。私はそれほどこだわりが無いので、ペットボトルのお茶があればどれでも良いか、と思いますし、お茶が売り切れならお水でも良いし、紅茶でも良い、ぐらいに思っていますが、人によっては、このメーカーのお茶、があるかもしれませんから、この視点は重要ですね。

そして、そのために店舗が発注を決める、また指定日時に納品されるように仕組みを整える、すごく工夫されている印象を受けました。


成果の分配

配送効率化により得られた原資を、メーカー、ベンダー(卸)に還元しているそうです。メーカーや卸は、原資を商品力向上に使うことができるようになります。

チェーン店だと、本部が大きく収益を上げる、という印象を抱いていましたが、セブンイレブンは、

関係するすべての登場人物に等しく成果を分け合う

らしいです。事業を行っていくうえで、いろんな会社と協業することがありますが、この視点は大事ですね。自分が言い出しっぺの場合はもちろんですが、声をかけられた時も、ここをきちんと考える相手かどうか、をチェックするようにしたいと思います。

単品管理

単品で売上を記録し、売上の仮説を立て、発注し、検証します。おにぎりではなく、梅おにぎり、昆布おにぎり、エビマヨおにぎり、です。

  • 小学校のサッカーの試合であれば、食べるのは小学生でも購入するのは親が多い => 保存の利きそうな商品が売れやすい
  • 中学校・高校のサッカーの試合であれば、食べる本人の購入が多い => 子供の好きな商品が売れやすい

のように考えるのだそうです。言われてみればそのとおりで、きちんと仮説検証を行っていけば売上が上がるだろうと思いました。

読んだ後の行動

セブン‐イレブンのおにぎりは、なぜ、1日400万個売れるのか商売で大事なことは全部セブン-イレブンで学んだも一緒に読みました。これら全て(2016年8月28日時点で)kindle unlimited対象でした。

単品管理の仕組みは、、商売で大事なことは全部セブン-イレブンで学んだに詳しく書いてあり、こちらも面白かったです。

書評記事著者: 水野史土

  • 食品通販サイト運営代行
  • BMI22エンジニア

主な著書

  • WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。[第2版]
  • 徹底攻略 PHP5技術者認定[上級]試験問題集
本の種類
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